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アトリエ劇研
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したため

したため#5『ディクテ』

言語と言語のあいだでざわめく身体の疾走を提示した前作『文字移植』(原作:多和田葉子)の次にしたためが挑むのは、韓国に生まれ、アメリカに逃れ、複数の言語を生きたテレサ・ハッキョン・チャの残した実験的テクスト、『ディクテ』(1982)。
言語、歴史、性ーーさまざまなモチーフを含みこみ、そこに触れるすべてのものの声を刺激してやまないテクストから、いま、したためが導く演劇とは。


原作|テレサ・ハッキョン・チャ
「ディクテ 韓国系アメリカ人女性アーティストによる自伝的エクリチュール」(青土社)
翻訳|池内靖子

演出|和田ながら
出演|飯坂美鶴妃 岸本昌也 七井悠 山口惠子(BRDG)

日程

2017 年


6月22日(木)19:00
6月23日(金)14:00/ 19:00
6月24日(土)14:00◎/19:00
6月25日(日)14:00◎
※受付は開演の30分前より開始いたします。

◎ポストパフォーマンストークあり
24日14:00 合田団地(劇作家・演出家/努力クラブ)
25日14:00 池内靖子(『ディクテ』翻訳者)



料金


一般
前売 2,500円
当日 2,800円
トリオ 6,000円

学生
前売 1,000円
当日 1,300円
高校生以下  無料

*トリオは、同一回に3名でご来場の場合、利用可能です。


チケット


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Dictéeとは、言語の学習法のひとつで、声を聞き取り文字に記すこと。そして、『ディクテ』を手にとったわたしは、いてもたってもいられなくて息も継げず、彼女の声を聴くこと、身体にうつすことに、のぞもうとしている。

言語と言語のあいだでざわめく身体の疾走を提示した前作『文字移植』(原作:多和田葉子)の次にしたためが挑むのは、韓国に生まれ、アメリカに逃れ、複数の言語を生きたテレサ・ハッキョン・チャの残した実験的テクスト、『ディクテ』(1982)。
言語、歴史、性ーーさまざまなモチーフを含みこみ、そこに触れるすべてのものの声を刺激してやまないテクストから、いま、したためが導く演劇とは。

彼女は、発声の重圧のびっしり混みあった動きのなかで、それらが通り抜けようとする只中、自らを名も知れぬものとしてその場にとらわれたままにしておく。

休止はすでにすみやかに始まっていて、静かに休止したままだ。彼女は休止の内部で待つ。彼女の内部で。さあ、今だ。まさにこの瞬間。今こそ。彼女はすばやく空気を吸い込む、いくつもの裂け目のなか、生起する距離に備えて。休止が終る。声はもう一つ別の層を包み込む。待っていたために、今やいっそう濃密になって。言おうとすることの苦痛から、言わないことの苦痛へ、待機。

さあ。