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   ことばのはじまり東京公演支援

寄附のお申し込みは下記👇のフォームから。
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劇場は人 — 作品を作り続けるために ー

 劇場は作品の上演会場であるだけでなく、様々な事業を行う機関でもあります。それは舞台芸術を振興するための「機能」であるといえます。たとえ小規模劇場でもそれは変わりません。そしてアトリエ劇研もそうした意思を持って活動をしています。
 その重要な機能の一つが「作品を作る」ことです。
 映像等に代替できないパフォーマンスの力を舞台芸術が身につけることは、劇場文化を守る上で必要不可欠です。そうした考え方を学んだり、舞台芸術のあり方をより豊かにするような創作を行うために、例えば海外からの演出家を招くことも必要です。ところが創作の主体者が外国人である場合、わが国の公的支援は冷淡です。
 また、特に小劇場では舞台作品の主体であるパフォーマー(役者)の条件は決していいとは言えません。技術のスタッフには正当な報酬が払われても、出演者には不十分なことも珍しくありません。パフォーマーの待遇向上はパフォーマンス向上のためにも大切なことだと考えています。
 私たちは意義や必要があるなら、外国人の演出家を招くし、財政的に厳しくても評価に値する出演者にはできるだけ正当な報酬を払いたい。時代や社会が求めるなら、政府に批判的な作品を発表する芸術家も招くことだってあるかもしれません。そうした作品に公的支援が得られる期待は低いでしょうが、リスクを背負ってでも、そうしていくのが私たちの使命と考えています。とはいえ資金の問題は切実で深刻です。
 この作品を東京で2日間上演するだけで、ちょうど出演者・演奏者の出演料、稽古手当にあたる約50万円が不足します。チケットが完売しても公演数を増やせば増やすほど、その額は膨らんでしまいます。こうした状況では私たちの限界もそう遠くはありません。与えられる効果も上演意義も薄く限定的なものとなってしまいます。
 私たちはそういう意味で、こうした活動へのご理解とご支援を強く求めています。今回の目標金額の50万円は、全員劇場に泊まるなど、切り詰める所は切り詰めた上での必要不可欠な金額です。
 ご存知の通り、私たちの法人へ2000円を超える寄附をいただくと税金の優遇が受けられます。それは税金の使い道を自分で決められる方法とも言えます。
非営利・非政府組織である私たちのような芸術・文化を扱うNPOがしなければならないことの一つは、演劇にも社会にも意義のある作品が創造できる、自由で開かれた環境を保証していくことだと思っています。
 劇場の建物は時間が経てばいつか失われますが、人とその思いはもっと長く残っていく可能性があります。それが続くためにも私たちの活動にご理解とご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

NPO劇研理事
『ことばのはじまり』プロデューサー
杉山準


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おかげさまで、目標を超えるご支援をいただくことができました。ご寄附いただいたみなさまに心より御礼申し上げます。
目標金額50万円 (3月16日現在の寄附額500,000円 目標まで0万円)
*3,000円以上ご寄附いただいた方には、アートスペース無門館からアトリエ劇研まで30年の歩みをまとめた書籍『天に宝を積む』を進呈いたします。