地域の問題に、文化や芸術を切り口に取り組む

プロジェクト概要

特定非営利活動法人 劇研(げきけん)が行う文化芸術による地域振興事業です。
この事業は、地域の問題について地域住民とともに考え、文化・芸術の切り口から解決の糸口を見いだしてゆこうというものです。
人と人、市街地と過疎地、文化と生活、忘れ去られたものと新しいこと、などを「むすぶ」ことをキーワードに、休眠地や建物の再活用や、「お祭り」の再生や復活、人的交流の仕組み、地域振興などの活動を行うことで、生活に根ざした文化というものを再考するのみならず、人的ネットワークや、地域に生まれる新たな文化拠点などを生むことをめざし。それらがその後も継続的な活動を行ってゆける体制体制づくりを行うこと目的とします

コンセプト

プロジェクトにおける3つの柱
・都市部と農村部を結びつけ地域振興につながる仕掛けを作り出します。
 →地域の問題を他地域とともに考えます。


・芸術と生活を結びつけ生活の中のアートを目指します。
 →芸術が生活にとけ込む新たなライフスタイルの提案します。


・過去と未来を結びつけます。
 →古い建物の再利用、伝承や伝統の復活もしくは振興、活力が弱まったコミュニティーの活力再生などに取り組みます。


運営方針
・プロセスを重視します。
 →イベントに焦点をあてるのではなく、それを組み立ててゆくプロセスを重視し、イベントそのものが目的にならないように事業を運営します。


・継続性を重視します。
 →単なるイベントの羅列で終わるのではなく、イベントを通じて組織が生まれる等、何らかの成果が具体的な形で継続するように行動します。

活動・実績

京都市 『立誠学区における文化・芸術による地域のまちづくりモデル事業』

2007年〜2009年京都市によって実施された、当事業に「事務局」として参加。
京都市における有数の繁華街「木屋町」の中央に位置する元・立誠小学校校舎を活用しての地域のまちづくり事業の一端を担った。京都市の作成した文化によるまちづくり事例集ダウンロードはこちら☞booklet.pdf

京都市 左京西部いきいき市民活動センターを拠点とした、地域との交流事業

2011年4月から京都市の施設「左京西部いきいき市民活動センター」の指定管理をすることになり、当センターの管理運営とともに、市民活動を地域のまちづくりに役立てる活動を開始。
当地域でも、文化や芸術を切り口に地域に貢献する各種事業を開始。

京丹波町における活動履歴

2009年から京都府下各地を回り、プロジェクトを実行する候補地を探す。
2010年から、地域文化がいきづく京丹波町をモデル地域として選定し、むすぶプロジェクトとして各種事業を開始する。以来シンポジウムやワークショップ、落語や演劇のデモンストレーション公演、古民家を活用したイベントなどを行う。


活動の詳しい記録はこちらLinkIcon活動ブログ

これからの展望

モデル地域の京丹波町地域において文化・芸術をキーワードとした都市農村交流や地域の文化・芸術の再発見事業などを行い、地域に文化・芸術の力で新たな魅力が生まれるように活動していきます。