田中遊

正直者の会

大学入学と同時に演劇を始める。京都産業大学・劇団ACTを経て、2000年5月に劇団衛星入団。以降ほぼ全ての作品に出演。同時に「正直者の会」を主宰。過去作品(再演を含む)全てを演出し、またその大半においては自ら脚本を手がける。テレビ番組の構成作家もつとめる。2003年より一人芝居の発表を開始。同年八月、劇団衛星を退団。2004年よりマレビトの会に俳優として参加し始める。2006年からは劇研アクターズラボの講師を務め2008年より公演コースの演出、台本も担当する。2012年公演コースの終了を受け、その元参加者らとともに新たに「正直者の会.lab」としての活動を開始する。正直者の会本隊としては、現在、田中遊の一人芝居「戯式」シリーズと、複数人でのパフォーマンス「戯声(たわごえ)」シリーズを展開中。

正直者の会HP

公演予定 戯式vol.4
京都芸術センター制作支援事業
2015年5月23日(土)/24日(日)
一般(前売当日共)/2,000円 
学生(前売当日共)/1,500円

ラジカセ4台、俳優1人。
スピーカーから「過去の音(記録)」がセリフにBGMに環境音になって「今の舞台空間」に注ぎこまれ、男はそれを攪拌する。
田中遊ほぼ一人舞台シリーズ「戯式」の第四弾。15〜20分の作品をオムニバス形式で上演いたします。
…芝居?詩の朗読?ラップ???…2〜3本のそれぞれ個性的な田中遊一人作品と、
ゲストコーナー(ダンサー、ミュージシャン、俳優等とのセッション)もあります。



「戯式vol.2」撮影:坂根隆介

祭を夢見て…

ルーパーを使ってのネタが前回vol.3産声をあげて、ホッとする暇もないままvol.4がやってきてしまいます。目下の夢を語らせてもらえるならば「祭」です。祭をしたいのです。この戯式シリーズvol.1,2,3 と着実に毎回更新されてきた「会議」というネタのシリーズがあります。ご覧いただけるとわかるのですが、基本田中遊同士で会話するというネタなんです。そしてそれは今度で「会議4」が作られるはずです。そうなるとなんと「会議祭」ができるではありませんか!「会議ネタだけの会」です。「会議1」から2、3、4と4作品を連続上演。あと「ルーパー祭」も是非是非やりたい!ルーパーのネタというのは、その場で自分の声を録音しながらそれをループ再生していく上にさらに自分の声を重ねたり抜いたりしながらお聞きいただく、今の所「朗読劇」「ラジオ(じゃないけど(ドラマ)」に近いネタですが、もっと「音楽寄り」にもなれるだろうし、あるいは今、iPadでやってるのをiPhoneにして無線で飛ばすと、体の動きも取り入れられる!だとか。


嗚呼!夢は膨らむばかりです。とはいえそのためには準備が必要です。祭の準備。櫓を組み、紅白幕をかけ、提灯を付けて…


そんな作業がまだまだ続くのかもしれません。あ、でも、準備だからといって「つまらない」わけじゃないですよ。そこはご安心を。安定したレパートリーと出来立てホヤホヤの新ネタで今回もお迎えいたします。是非是非お越しを。で、きたるべき祭の日にですね。「あぁ。私はこの今や鉄板となったネタのネタおろしに立ち会ったのだわ!」なんて。ね。そんな風に思っていただけるように息長く続けていこうと思います。


何はともあれ、一度このけったいな「田中遊ほぼ一人舞台 戯式」の世界を覗いてみてくださいませ。


田中遊 作品紹介


「戯式vol.2ダイジェスト」

http://bit.ly/1BSf05H
(YouTubeへリンクします)



「戯式vol.3ダイジェスト」

http://bit.ly/1DVqJEy
(YouTubeへリンクします)