Archive: 6月, 2015

「半径500mの観察と収集」ワークショップをおこないました

本プロジェクトの第一回目のワークショップとして、まち歩きのワークショップをおこないました。参加者は、学生さん、近所にお住まいの方、「観察と収集」というワードが気になって来られた方など、合計8名。

まずは簡単な自己紹介とともに、本事業の簡単な説明、どのような「まちあるき」をするかをご説明。ワークショップの集合場所にもなっている左京西部いきいき市民活動センターを基点に、そこから、半径500mを円で囲った地図をお渡ししました。半径500mとは、猫の行動範囲ともありましたが、ぐるっと歩くと、1時間はかかります。

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簡単な冊子形式のレジュメでご説明

どんなまち歩きをするかは、参加者それぞれの興味や気になることによって変わります。何かテーマを決めて、それらを探し求めるのもよし、歩きながら、気になったことを収集していくものよし。いつもとは違った視点でまちを観察してみよう。ということで、いざ、外に繰り出します。

まちの経年変化に注目し、ディティールを採取!?

まちの経年変化に注目し、ディティールを採取!?

約1時間後にもう一度センターに戻り、さっそく平面(清書用の地図)に観察・収集した情報を目に見える形にしてゆきます。これは、まさしく編集作業です。「平面にまとめることで、情報のあり方が変わったり、新しい気づきにつながります。これが編集の面白いとことです」とナビゲーターの松永さんがアドバイス。

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ある参加者さんの地図。人通りの少ない場所を探した地図です。学生が多く生活するまちの特徴も捉えています。

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出来上がった地図を皆の前で発表しました

下記が参加者さんが決められたまちあるきのテーマです(一部)それぞれの興味の幅や、個性が見え、大変面白かったです。

・「幻の猫屋敷を探せ!」

・「魅力的な路地を探す」

・「洗濯物(物干し)の種類や様子」

・「地蔵をめぐる」など

まちを歩きながら収集できる情報とは、「まち」を知るほんの一部に過ぎないことかもしれませんが、まちの表面に現れている出来事や痕跡は、そのまちの「クセ」のようなものかもしれません。それらを手掛かりに、まちに迫っていきたいと思います。今後の展開をお楽しみに。

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