いきいき春の文化祭 アール・ブリュットとの出会いレポート



今年度最初の催しは、障がい者アートの推進に取り組む「天才アートKYOTO」さんと私たちNPO劇研が共同で実施しました。
主催は、NPO劇研も構成員として名を連ねる文化庁京都移転・私たちができること推進チームと京都市および京都市教育委員会で、当センターを会場に行われました。




この催しは、センターの廊下や階段壁面への作品の展示(『天才アート展』)、アートグッズなどの販売とカフェコーナー、そしてステージパフォーマンスなどの交流コーナーで構成されています。



カフェコーナーとアートグッズなどの販売は午後1時から始まりました。障がいを持つ方が京都市内の作業場で作った商品や、白河総合支援学校の生徒さんが作った焼き菓子などが並べられ、センターの利用者さんや、地元の方、催しに来られた方々が商品を見たりお茶を飲んだり、普段のセンターとは少しちがうしつらえを楽しんでいました。









廊下や階段には、天才アートさんが運営するアトリエに通う障がいを持つ方が製作した、力作が展示され、来館者の目を楽しませていました。ちなみに、この展示は5月14日まで続けられます。



午後2時から集会室を会場に始まったパフォーマンスは、支援施設なづな学園でアフリカンダンスに取り組むメンバーと、その指導者「フージーズ」によるアフリカンダンスで盛り上がりました。激しい太鼓のリズムに合わせて、本当に楽しそうに皆さんが踊る姿が印象的でした。



続いて行われたトークセッションでは、作品の創作風景や創作秘話などが紹介され作品をより楽しく見られるようになりました。また、我が国では障がい者のつくるアートを示すことが多いアール・ブリュットということばが、子供のつくる作品も含めた幅広いカテゴリーであることを知ることができました。



ワークショップコーナーでは、京都造形芸術大学の子ども学科で教鞭をとられていた水野先生によるワークショップが開催され、参加者は
廃品などを再利用した素材を使っての工作体験体験を楽しんでいました。