復活!錦林盆踊り大会2015 練習会レポート 6/8〜7/6



 当センターでは,7月25日(土)・26日に錦林地区の高岸南公園で開催する『復活!錦林盆踊り大会2015』に向けての練習会を6月8日より毎週月曜日におこなっています。回を重ねるごとに参加者は増え,地域内外の方々の,盆踊りへの関心の高さが伺えます。
 練習会では江州音頭の音頭取り・志賀國天寿さん一門をお迎えし,バンド「サンポーヨシ」とともに参加者のみなさんには生演奏で踊っていただいております。

 はじめは初心者だった参加者の方も,地域住民の方々に踊りのステップや掛け声を教わり,7月に入りすっかりステップと掛け声をマスターされたようです。そして今度は新しい参加者に教える立場になったりと,とても和やかな雰囲気で練習会は進んでいます。

 この練習会では,滋賀県を中心に近畿地方各地で盆踊りに用いられた音頭「江州音頭」の練習をおこなっています。江州音頭とはもともとは近江商人が節をつけながら行商をしていた歌だと言われ,滋賀県から京都ではまず最初に左京区の錦林地区に伝わり,そこから市内に広がっていったそうです。そして広がる際に,各地域でオリジナルなアレンジを施されていったそうで,錦林地区では昭和30年代に流行したマンボやルンバを取り入れた形態になったそうです。

 江州音頭の音頭取り・志賀國天寿さんは音頭取りを始めたばかりの時に,錦林地区で音頭を取ったことがあるようで,当時の地域の盆踊りの様子や盆踊りの心構えについてのお話も踊りの合間にしてくださっています。バンド「サンポーヨシ」は練習を重ねるにつれて,音頭取りとの呼吸が合っていくようで演奏もまとまりをみせています。楽団良し・踊り手良し・音頭取り良しで「サンポーヨシ」。天寿さん命名です。

 練習会のはじめの頃は,10分くらいの長さの音頭を休憩を挟みながら何度か繰り返すスタイルでしたが,6月29日・7月6日の練習会ではその音頭ひとつひとつの尺が長くなり,20分〜30分の音頭が増え,参加者のみなさんは自分のペースで踊りの輪に入ったり抜けたりと約2時間の練習会全体を楽しんでおられる様子です。

 センターでの盆踊り練習会は残すところ7月13日の1回のみ。その翌週7月20日には公開リハーサルとして京都国際交流会館の前庭で最後の練習をおこないます。

 どなたでも,今からでも参加できますのでたくさんの方の参加をお待ちしております。