Archive: 7月, 2015

活動日(7/26)

前回、手書きで書き込んだ地図は、それぞれのまち歩きのテーマとそれに対するテキストを付け加えて、A2サイズのペーパーに仕上げることにしました。

元々A1サイズだったものをスキャンし、ここはパソコン上で縮小をしてレイアウト。印刷は身近にある、コピー機を使用することに。A3サイズまでしかコピーできないため、2枚をつないで、仕上げます。今回は、「地図」という形や様式であることがポイントになるので、仕上げの折や製本にも一工夫。いろんな地図を参考に、『開いて閉じる』が簡単で、小さくできる蛇腹の折り方を採用しました。

様々な地図を参考にしました。知らない土地を知るための一つのガイドとして、ポケットに仕舞えるサイズ感が多いです

様々な地図を参考にしました。知らない土地を知るための一つのガイドとして、持ち運びやすく、見やすい地図たち

そこで、この『開いて閉じる』をより極める折り方に「みうら折」という折り方があることを知った私たちは、実際にこの折り方にもチャレンジしてみようということに。「みうら折」とは、ミウラ折りは、1970年に東京大学宇宙航空研究所の三浦公亮が考案した折り方で、人口衛星のパネルの展開方法を研究する過程で生み出された折り方だそうです。今回の参加者の中には、実際にやったことがある!という経験者がいたので、見よう見真似で折ってみることに。山折と谷折を繰り返す蛇腹折を応用しながら、緩い角度のジグザグの折り目をつけていくのですが、結構難しい。目指す形になるまでは、もう少しかかりそうですが、やはりみうら折の方が、手の動きに合わせた、開閉がスムーズです。

ゆるやかなジグザグ、分かりますでしょうか?

ゆるやかなジグザグ、分かりますでしょうか?

このように、今回は、自分たちの手で、切ったり、折ったり、更に表紙を貼ったりしながら、ひとつのペーパーを完成させました。身の回りにあるような、綺麗な印刷で、綺麗な製本の紙媒体ではありませんが、手作りならではの味わいがあるものになったのではないでしょうか。

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これらは、左京西部いきいき市民活動センターにて数部、無料で配布いたしますので、ご希望の方はスタッフまでお声かけください。

活動日(6/28)

本プロジェクトは、ワークショップの他に、「活動日」といって、あれや、これやと、参加者同士が集まり、アイディアを出し合う場を設けています。
まだ、編集会議と大きなことは言えませんが、まちの情報を交換・共有しながら、手や足を動かして、編集のプロセスを楽しんでいきたいと思います。
さて、ワークショップから少し時間があいてしまった6/28には、前回のワークショップに参加いただいた方2名に加え、コーディネーターの松永さんとともに、地図を完成させてみようということになりました。拡大した大きな地図に、前回つくった一人一人の地図をまとめる作業をしました。
まずは、地図の要素を補うために、公共施設や道の名前、ポイントになるお店や場所の名前を書き込みます。そこに、それぞれが歩いたルートと、写真を撮った場所、コメントを、情報を重ねるようにして、地図に書き込んでいきました。
一部の写真は、イラストで表現してみることに。

一部の写真は、イラストで表現してみることに。色鉛筆を駆使して描いています。

その作業を手書きでしてみると、もちろん、情報が込み合い、まとまりなく見えてしまうかもしれません。しかし、重なったルートを自分たちで確認することで、気づくことも多くあるようです。例えば、それぞれが自由に歩いた半径500mの中で、誰しもが交差する地点があることや、ほぼ誰もが通っていない区間があること、通ったけど、他の人のものの視点には気づかなかったことなど、アイディアや、まちのネタがたくさん詰まったものに。この地図は、それぞれのテキストを付け加えて、簡単な印刷・折をして、オリジナル地図として完成させたいと思います。
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