2011年3月に佛教大学劇団紫で団長をしていた合田団地と立命館大学劇団西一風で座長をしていた佐々木峻一を中心に結成。現在団員は四名である。京都を中心に活動している。
本公演では、ネガティブな題材を用いてコメディをする。不条理なナンセンスコメディなんて自分たちでは言っているが、果たしてどうでしょうか。
必見コント集というコントの企画では、今まで笑いの材料として用いられていないものを使って笑いを作ろうと思っています。そういうコントをしようと思っています。
なんとなく嫌なものに対しての救いになりたいというのが、僕らの希望です。嗚呼、駄目なものに対して優しくありたい。
[作・演出]
合田団地
[出演]
九鬼そねみ、合田団地、佐々木峻一(以上、努力クラブ)
/稲葉俊、大石英史、川北唯(オセロット企画)、キタノ万里(dracom)、笹井佐保、長坂ひかる、新谷大輝、ピンク地底人2号
[スタッフ]
舞台監督/酒井周太
照明/吉津果実
制作/築地静香
6/5(木)19:00◎
6/6(金)19:00☆
6/7(土)14:00/19:00
6/8(日)14:00/19:00☆
6/9(月)14:00☆
◎:初日割引有
☆:終演後にトークイベントを開催
一般 前売1,800円/当日2,000円
25歳以下 前売1,500円/当日1,800円
高校生以下 無料
初日割引 前売1,500円/当日1,800円
(一般・25歳以下共通) ※6日(木)19:00の回のみ
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◆お問い合わせ
・努力クラブ
・http://www.geocities.jp/doryokukurabu/
・TEL:070-6547-9680(ツキジ)
・アトリエ劇研 075-791-1966(平日10:00~18:00)
ディレクターより
努力クラブの作品『よく降る』(2012)との出会いは鮮明に覚えている。段ボールのハコが壁のように積まれていてどれか一つが一定の間隔で落ちて来る。落ちるハコは壁の向うから押し出されていて、だから一つが落ちても次のハコが穴を埋めている。そうして落ち続けるハコを別の場所に運ぶだけの仕事をしている青年の、その仕事の現場が舞台だ。単純作業の労働に従事する者の精神が歪んでいくさまが、不条理かつコミカルに描かれた傑作だった。
合田さんの劇世界にある澱みは、例えばずっと晴れているのにいつまでも無くならない水たまりのようなものだ。社会は効率よく新陳代謝しているはずなのにどこからか漏れ出た水がたまって澱んでいる。それを合田さんはグラスですくってみる。それを見せびらかすのではなく、通行人が覗き込むように仕向けるやり方で見せる。そしてその澱んだ水にもわたしたちの姿ははっきり映っていることを教える。若手の作家の作品には「それは若者の甘えでしょ」で片づけられるものもあるが、合田さんの作品はその域を軽々と越えている。普遍性と言うと大げさか、けれども。
いまわたしがもっとも推す若手の作家の一人です。
アトリエ劇研ディレクター 田辺剛