第9回アトリエ劇研舞台芸術祭

2014年6月から7月、6団体5公演がアトリエ劇研に週替わりで登場します!
[主催]特定非営利活動法人劇研/アトリエ劇研
[助成]公益財団法人大阪コミュニティ財団/大塚伸二基金/公益財団法人全国税理士共栄会文化財団

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アトリエ劇研プロデュース演劇公演(第9回アトリエ劇研舞台芸術祭参加作品、京都芸術センター制作支援事業、日本劇作家大会2014豊岡大会 AIR企画参加)
[脚本]田辺 剛(下鴨車窓)[演出]山口 茜(トリコ・Aプロデュース)
[出演]村木よし子(劇団☆新感線)、日詰千栄、藤原大介(劇団飛び道具)、竹ち代毬也、ファックジャパン(劇団衛星)、飯坂美鶴妃、田中次郎、松木萌

故郷を目指して海を渡る船のなか
暗がりで静かにいる女と
出会った

 最下等の船室というのは窓も無く、分かりやすく言えば物置部屋だということだ。カビと潮の混じった臭いと、舞うホコリ。狭い部屋に何人も押し込められて息を殺してじっとしている。朝の深い霧のなか船は出発したはずだがよく分からなかった。窓の無い部屋にいては、汽笛とエンジンの音からそうに違いないと思うしかない。
 そんなところから逃げだしたいと思ったある乗客は真っ暗な部屋を見つけた。入ってはいけないと言われたけれど、とにかくあの船室が嫌だったから。そこは静かな場所だった。ふと誰かいる気配がして、よく見れば女が一人いた。その部屋の静けさは彼女自身の静けさのようにも感じられた。
 船は進んでいる。海の向こうにある故郷へ。

 開館30周年を迎える京都の小劇場「アトリエ劇研」は、京都を拠点に活動する劇作家・田辺剛と演出家・山口茜の初めてのコラボレーションによる『舟歌は遠く離れて』をプロデュースします。この作品は2011年に当時『あの小舟ならもう出た』というタイトルで書かれ田辺自身によって演出されましたが、上演期間中に起きた東日本の大震災によって、その生と死の境界線が曖昧になっていくという作品世界はよりリアリティの強いものとして観客に受け止められ好評を得ました。
 今回は田辺による寓意性の強い独特な劇世界を山口の演出がさらに奥行のあるものにします。劇団☆新感線の村木よし子をはじめとする実力派の俳優やダンサーの出演は、また別の化学反応を起こし、従来の田辺剛作品とも山口茜作品とも違う舞台空間をつくるでしょう。京都限定の貴重なステージにぜひご注目ください。


日時とチケット予約


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※以下の公演終演後にトークイベントを行います。
●27日(金)19:00の回
ゲスト=あごうさとし
(劇作家・演出家/アトリエ劇研次期ディレクター)
●28日(土)14:00の回
ゲスト=きたまり(振付家・ダンサー/KIKIKIKIKIKI)

料金

一般=2,500円/ペアチケット=4,300円
ユース(25歳以下)=1,800円/初日割=2,000円
(前売、当日とも同料金)

※ペアチケットは入場券を二枚一組で販売します。日時指定が別途必要です
※ユース(25歳以下)の方が割引を受けるには、身分や年齢を確認できる証明書などのご提示が必要です
※初日割とは6/26(木)の公演をご覧になる一般の方が対象です
※当日券は残席数に応じて販売いたします。また、ご入場の際は開演直前のご案内となります

会場

アトリエ劇研

京都市左京区下鴨塚本町1
電話075-791-1966(10:00-18:00)

[舞台監督]浜村修司*[舞台美術]小西由悟[照明]池辺茜*
[音響]椎名晃嗣[衣裳]南野詩恵[演出助手]山本佳耶
[企画制作]田辺剛 *=GEKKEN staff room
主催:特定非営利活動法人劇研 助成:芸術文化振興基金
京都芸術センター制作支援事業