山下残

振付家。1970年大阪府生まれ。主な作品に、100ページの本を配り、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る「そこに書いてある」、ダンサーの動きを言葉にして声にする「透明人間」、スクリーンに映写される(すう・はく)の呼吸の記号と俳句から引用されたテキストを身体とあわせて見る「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」、本物の線路の上で断片から成る世界の事象をつぶやく「大行進」、捨てられたゴミを用いて繰り広げるコミュニケーションのネットワーク「庭みたいなもの」など。90年代中頃から京都を拠点に各作品ごとのプロデュース形式で活動し、近年はアジア・ヨーロッパ諸国との国際プロジェクトにも多くかかわる。

山下残


『大行進、大行進』

2015年4月3日(金)〜5日(日)

振付家山下残・舞台美術家カミイケタクヤを迎え、「大行進、大行進」を上演。
本作品は、若手技術者の育成を主題に、劇場スタッフが講師として参加し、山下残の代表作を、若い技術者と共にリクリエーションいたします。
ダンスの概念を大きく超える山下氏の超先鋭的な作品が、いかに生まれ変わるか!? 関西初演。