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アトリエ劇研
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正直者の会


アトリエ/あのいえ



「戯声」プロジェクト。「四次元演劇」に付いての再考察。


あるシンプルな<出来事>を設定し、それに対しての角度、距離の違いによって各所に生じるパターン間の差異を観察する。組み合わせを変えながら最終的により効果的な「3,4パターン」に絞り、それをコラージュして作品を作ってゆきます。本作では「戯式(田中遊ほぼ一人芝居)」でも使用しているipad(同時録音、繰り返し再生アプリケーション)での表現に複数人の俳優でアプローチします。


作・演出|田中遊
出演|田中遊 浜田夏峰(トランク企画) ファックジャパン(劇団衛星) 諸江 翔大朗(ARCHIVES PAY)

日程

2017 年



7月8日(土)14:00/18:00
7月9日(日)13:00

料金

一般(前売当日共)   2,500円
22歳以下(前売当日共) 1,500円


チケット





チケット窓口正直者の会


お問い合わせ
電話:090-6066-5845
メール:mail-websyoujikimono.net

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(チケット発売開始:5月1日)

「四次元演劇について」
通常、絵画の場合、立体を表現するには画面上(疑似二次元)に奥行きが圧縮されます。しかしキュビズムの手法では(複数の違う角度から捉えた像をつなぐため)画面上に「視点(主観)の移動する時間」が圧縮されている。実はキュビズム絵画には「時間」が書き込まれています。このキュビズム的アプローチを演劇に適用したものが「四次元演劇」です。私たちは「今この瞬間」に世界を感受しています。しかし「感受」が運動である以上「今この瞬間」にも時間の幅があります。それはちょうど絵画における「紙の厚み」のように。
<四次元時空の振る舞いが(疑似)三次元の「今」に圧縮された像>
が私たちの認識する世界だとすると世界は「騙し絵」「錯視」である可能性もある。そう考えるとこれまでに幾度となく素晴らしい舞台表現から受けた「空間が歪む感覚」「奇妙な浮遊感」や、また「ゲシュタルト崩壊」「デジャブ」「見慣れた風景が妙に輝いて見える朝」は、私が「騙し絵のようにある世界」に触れた結果じゃないのか?その時私は「複数の視点を同時に持ってしまった」と錯覚し「空間が歪んで」感じたのでは…。「空間を歪ませる演劇」=《四次元演劇》を確立したいと考えています。